かなりてきとーな練成講座 実践編 <抵抗値について>




 まず、抵抗値について説明します。

 抵抗値を上げるだけなら簡単なのですが、色つきインゴットによる強化などが関わると少々ややこしくなりますので、図を使いながら解説します。



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■ 抵抗値の上限

 練成スキルでの抵抗の上限=基礎抵抗値+15 

 となります。




 基礎抵抗値(7/2/2/2/2)のバシネットだと、練成スキルで付与できる抵抗値の上限は次の通りです。
 練成スキルでは基礎抵抗値+15までが、抵抗の上限となります

 なお、詳しくは後述しますが、色つきインゴットによる強化練成スキル以外の方法だとこの上限を超えて抵抗を増やすことが可能です。

 




■ 防具の高品質ボーナスと練成について

○ 防具の高品質ボーナス

 生産スキルでアイテムを作った場合、高品質(HQ)と表示されることがあります。

 防具の場合は高品質だと抵抗値にボーナスがつきます。また、武器学スキルが高いとさらに抵抗値が加算されます。

 高品質時だと抵抗値15%がランダムに振り分けられます。武器学スキル100だと5%増えて、合計は20%となります。


○ 高品質ボーナスと練成

 基本的には炎抵抗への高品質ボーナスが「少ない」防具を選ぶことが多いようです。

 炎抵抗といえば物理抵抗と並んで最も重要な抵抗値なのでピンと来ない方も多いと思いますがそれは筆者も一緒だったりします。

 高品質ボーナスと練成について簡単に説明します。


○ 高品質ボーナスが炎抵抗に割り振られてしまった場合

 悪い例として、炎抵抗に高品質ボーナスが割り振られてしまった場合についてみてみましょう。

 炎抵抗に12ポイント、他の4抵抗に2ポイントずつ割り振られた場合の抵抗は次の通りです。


 総抵抗値15%のバシネットに高品質ボーナスと武器鑑定ボーナスが追加されたため、総抵抗は20%です。

 この状態で、練成スキルで炎抵抗を付与するとどうなるのかというと…
 黄色の部分が練成で付与できた抵抗値ですが、たったの3ポイントしか増えていません。

 練成スキルでは、1つのアイテムにつき5箇所しかプロパティを付与することはできないのですが、1箇所分を使ったにも関わらず抵抗増加はたったの3ポイント。
 これなら、他のプロパティに使った方がましです。

 なお、総抵抗については、たったの3ポイントしか増えていないため、当然ながらこの防具の抵抗値の合計は38%となります。




○ 高品質ボーナスが炎抵抗以外の場所に割り振られた場合

 理想的な例として、炎抵抗以外の4抵抗に高品質ボーナスが割り振られた場合について考えてみましょう。

 炎抵抗以外の4抵抗に5ポイントずつ割り振られた場合の抵抗は次の通りです。


 この時点では防具の総抵抗値は上の例と同じで35%です。

 では、この状態で炎抵抗を上げると…
 この通りです。

 練成スキルで15%も炎抵抗を増加させることができたので、総抵抗値は50%まで増加しました。

 「上げたい抵抗ほど下げておく」とより高い抵抗の防具を作りやすくなるようです。




■ 色つきインゴットによる強化

次は練成済みの防具を色つきインゴットで強化してみましょう。


 例として挙げるのはまたしてもバシネット。

 あらかじめ練成で物理抵抗を13増やしているので、物理抵抗は20となっています。

 このバシネットをDull Copper インゴット(物理抵抗+10)で強化してみましょう。

 左図の通り、練成では物理抵抗を22までしか上げることができませんが、インゴット強化だと…
 この通り、練成での上限を超えることができました。

 図にすると次の通りです。

 というわけで、練成と強化についての説明でした。

 文章を読むだけだといまいち理解できないと思いますので、実際に試してみたほうが手っ取り早いかもしれません。






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■ かなりてきとーな練成用語集

 用語の説明です。

 昔なら大手の攻略サイトが説明のついでに用語についても解説していたので、その用語を使えばよかったのですが、用語の解説を書いているHPが見つからなかったので、合っているのかどうかはかなり不安ですが簡単な用語集を作ることにしました。



○ ベース

 ベースまたはベースパーツとは、名前の通りの練成の土台となる武器・防具を指します。


○ 強化

 「強化」とは最も古いアイテムの能力強化方法で、武器・防具を各種素材を使って能力を高めることを指します。特殊な素材をそれほど必要としないのは長所なのですが、高確率で元のアイテムを破壊してしまうという欠点があります。

 もともとは装備の能力を高める方法は「強化」しかなかったのですが、その後、練成スキルによる「練成」、ルニックツールによる「改良」などが登場したので、ややこしいです。


○ 改良

 改良とはルニックツールを使用して、特定のプロパティを付与することを指します。

 練成スキルと効果が似ていますが、次の点が異なります。

1:ルニックツールを必要とする。
2:同じプロパティでも練成より高い効果が期待できる。
3:割とランダム。ある程度、効果を狙うこともできるが、割と運次第だったりする。

 なお、「改良」の後に練成スキルでさらに効果をつけることができるので(改良→練成なら可能ですが、逆に練成後だと改良はできません)、改良で必要なプロパティを得た後に練成で調整するのが一般的です。

 余談ですが、あまりにも平凡な名前のため、名前を忘れられることも多いようです。

 「改良」という頻繁に使われる単語から「UO内におけるアイテム生産の一種」を連想するのは困難であるようです。

 というか、筆者も「アイテムにプロパティワードとかつけるのってどんな名前だったっけ?」という感じで、割としょっちゅう忘れてます。










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