文字解読 その2




くーさんのブログから転載しました
↑ cooさんのブログの画像内に記された謎の文字
 
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 いきなり、結論から言ってしまうとこの画像の文章には




 まったく意味はありません




 「謎の文字」だとか煽り文句っぽい単語を書いといて何ですけど、この文字群(文章ではない)は日本語にたとえると「ひらがなの五十音表」そのものです。

 おそらくこの文字群を書いた人はテルグ文字の一覧表が書かれたページからコピーしたのではないかと筆者は考えています。

 それでも、この文字か何なのか知りたいという方のために(おそろしく不完全かつ稚拙な出来なのですが)なんとか解説っぽいことを書いてみました。
 5段落に分けましたので順番に見ていくことにしましょう。


 なお、「言語に興味がない」とか「ヒンディー語だとわかったからもういいや」とか「ヒンディー語なんてペラペラだぜ」「素人が書いたヒンディー語の解説なんか読むのは時間の無駄だ」などという妥当かつ合理的な考え方を持つ方は、この先の文章を読んでもまったく面白くないと思いますし、また、現実に面白さのカケラもない文章が延々と続きますので、ここで読むのをやめることを強く強くオススメします。

 


■ 母音

 最初の3文字はよくわからなかったのですが、4文字目からはテルグ文字の母音が続いてます。ローマ字の[a・i・u・e・o]に相当する文字です。

 ・・・関係ないけど[a・i・u・e・o]の [ u・e・o ] の部分が顔文字っぽく見えたので、文中に顔文字を間違って書いたかと勘違いして、ちょっとびっくりしたです。

 黄色い線で囲んだ部分が母音を表す文字です。

 母音の最初の2文字 はどちらも「あ」に近い発音です。左側は「あ」という感じで発音し、右側は「あー」と伸ばす感じの発音になるようです。

 その次の2文字 はどちらも「い」に近い発音になります。と同様に左側は「い」、右側は「いー」と伸ばすようです。

 ・・・え?「あー」とか「いー」とか言われても、どの文字も似たようなものにしか見えないって?

 実は筆者もそう思います。

 まあ、インドに住む方々が日本語を見たら同じように考えるでしょうし、見慣れないものに対して違和感を持つのはどこの国の人もいっしょなんじゃないかと思います。

 とりあえず、役に立つのかどうかはともかく、母音の一覧表を掲載しました。残りの10文字については一覧表と比べてみてください。


 テルグ文字の母音の一覧表です。

 残りの文字についてはこちらを参照してください。

「テルグ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用




■ 子音 1


 次の25文字はテルグ文字の子音です。25文字に渡って子音が続いています。

 一覧表の順番通りに並んでいるので説明は不要ですね。


 もっとも筆者には解説なんかできやしないし、このページを見ている方(筆者自身も含む)がテルグ文字の子音についての細かい解説なんかをされても困るとは思うのですが。


 子音の一覧表。

「テルグ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用




■ 子音 半母音・流音


 ここまで母音・子音と割と規則的に続いていたのですが、この部分はやや不規則になります。

 5行目の最初の2文字と、1文字飛ばしてその次の3文字は[半母音・流音]に属する文字のようです。ただし、どれが半母音で、どれが流音なのかはわかりませんでした。

 青い線で囲んである部分が[半母音・流音]です。

 [半母音・流音]の一覧表。

「テルグ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用





■ 子音 摩擦音


 5行目の3文字目と、3文字飛ばして7文字目から10文字目までが[摩擦音]に属する文字です。

 水色の線で囲んである文字とオレンジ色の線で囲んでいる文字が[摩擦音]です。

 [摩擦音]の一覧表。

「テルグ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用


 オレンジ色の線で囲んだの部分が一覧表と違うように見えますが、この部分はの3文字からタラカットゥ(文字の左上のほうにあるチェックマークのような記号のこと)を外して表記しているのではないかと思われます。



■ 母音 付加記号


 5行目の第11番目の文字から6行目の終わりまでの12文字は[母音の付加記号]です。上記の子音とくっつけて一つの音を示すようです。

 [母音 付加記号]の一覧表。

「テルグ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用




■ 不明


 最初の3文字と7行目(下から2行目)の4文字についてはわかりませんでした。

 7行目の4文字については[母音 付加記号]である可能性もあります。[母音 付加記号]が16文字に対して、先ほど赤い線で囲んだ部分が12文字しかないので、ちょうど4文字足りません。
 この足りない部分が7行目の4文字なのかもしれません。


 また、最初に書いた母音についても母音の数と画像の文字の数が合わないので、最初の3文字は母音かまたは母音の変形なのかもしれません。
 画像の文字の大部分がテルグ文字であることを考えると、最初の3文字がテルグ文字または他のヒンディー語系統の文字である可能性は高いです。

 思えば、この最初の3文字こそこの調査を難航させた大きな原因だったのではなかったでしょうか。この画像にかかれている文字がテルグ文字だと気づいたきっかけは、末尾に書かれた数字でした。
 この数字がテルグ文字だと判明したので、他の文字をテルグ文字で読めるのではないかと考えたのです。

 最初の文字がトラップで最後の文字が助け舟を出してくれるという状態だったため、後ろのほうから最初に解読していくという妙な手順になってしまいました。
 最後の行に数字を書いてくれなければ解読はさらに遅れていたでしょうけど、この最初の3文字がなければもっと早く終わっていたような気がします。



 以上、テルグ文字についてのめちゃくちゃ適当かつ大雑把な解説らしきものでした。

 ここまで読んでくれた皆様にはこころより御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。



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