文字解読




 ある日、いつものように cooさんのブログ を読んでいると、不思議な画像が目に止まりました。

(以下、cooさんのブログからの引用した文字は青い色で表示する。)

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その銀行横に名前とは言えない名前がついたPCがいたので、みてみると・・

謎の文字群


(「cooなブログ」内の2011年2月に書かれた記事「たぶん春と言うのだろうと思う」からの引用。)

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(cooさんのブログからの引用ここまで)




 ……この文字は一体何なのでしょうか。

 いや、そもそもこれはほんとに文字なのでしょうか?

 正直言ってさっぱりわからなかったのでそのまま読み飛ばそうとしたら、その謎の画像の直後に、私の目にある文章が飛び込んできました!





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まぁ・・・読めません。

ゲンサンなら必ず読めると思うので、こんど何て書いてあるか読んでもらおう~~w
(文章の強調は筆者による)



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この文章を

cooさんからの挑戦状


・・・だとは受け取ったりはしなかったし、するはずもなく、cooさんには「くーさんごめんなさい無理ですわかりません読めません勘弁してくださいあれホントに文字なんすか?」とか言ってそれで終わりにしようと思わなくもなかったのですが、さすがにまったく何もしないで白旗をあげるのも何なので、何語か判明するかどうかはともかくとして、一応は調べてみることにしました。



 まあ、調べるっていっても、ウィキペディアとかでそれっぽい文字を検索してみるだけだったりしますが、何はともあれ、手ごろ(?)なところからあたってみることにしました。


○ ロシア文字・ギリシャ文字


 まずはロシア文字とギリシャ文字からはじめました。この二つの文字はウィンドウズについている漢字変換ソフトでも簡単に変換できるので、かなり簡単に調べることができます。



<ロシアの文字(キリル文字)>



     .
<ギリシャ文字>




 ↑の図は筆者が無駄にがんばってつくりました。

 ネットゲームについてのHP上に、自作のロシアやギリシャの文字の一覧表を貼り付けようなどと考えた人間は筆者が最初で最後になりそうな気がします。


 ギリシャ文字についてはほんとは30文字くらいあるんですが一部の文字が表示できなかったので画像では24文字くらいしかありません。

 この2つの文字をさきほどの画像と比べてみましょう。

 上の画像を1,5倍に拡大しました。

1,5倍に拡大しました

 比べるまでもなく、まったく別の言語です。ちょっと似ているのはアルファベットのO(オー)のような円状の文字くらいです。

 ここまでかけ離れているところを見るとどうやらヨーロッパの文字ではないようです。




○ アラビア文字・ウイグル文字

 次はアラビア文字を調べてみることにしました。当然ながら、ここにアラビア語を・・・・

 と思ったのですが、wikiを調べてもアラビア語が表示されません。

 そういえば、アラビア語フォントなんて使う機会はないだろうという理由で、インストールしなかったのだから当然です。

 それでも調べた結果、アラビア文字は流れるような形の線を使った文字が多いので、文字の雰囲気は似ているような気もしなくもなかったのですが、全体的にどこか違うようです。
 「向きが左右反対だったらほとんど同じなのに」とか「ちょっと記号が入れば似てるかな」みたいな感じです。なんだか文字の解読というより間違い探しみたいになってきました。

 一応、ウイグル文字もついでに調べましたが、こちらも似ている文字がなくもなかったのですが、どうも違うようです。


○ ヒンディー語

 アラビア語の次は、世界第2位の人口を誇るインドの言語です。

 さきほどはアラビア語なんか使わないと言いましたが、ヒンディー語フォントについてはちゃんと表示されました。どうやらヒンディー語フォントはインストールしてたようです。
 インドの文字だってアラビア語並に使う機会が少なさそうな気がするのですが、なぜヒンディー語なんかいれていたのかは筆者にもわかりません。

 インド系文(ブラーフミー系文字)はオリヤー文字・グジャラーティー文字・ベンガル文字などからはじまって、タイ文字・ビルマ文字など、もうインドではなさそうな地域で使われている文字までを含めると10種類以上の文字が存在します。
 まあ、「存在します」とかなんとかいったけど、筆者にもよくわからないしわかるはずもないし、そもそもこの部分もwikiの丸写しではあるのですが。

 それらの文字を一つ一つ調べることにしようと思ったのですが、あまりなじみのない文字ということでかなり難航しました。

 似てるような似てないようなとうなりながら調べていくうちに、「カンナダ文字」の項目で見覚えのある文字が見つかりました。


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「カンナダ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用


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 ↓はさきほどの画像の一番下に書かれていた文字群です。

 

 (拡大)

 最初の2文字目までがほぼ同じです。よくみてみると残りの8文字もどことなく似てるような気がします。

 この部分はカンナダ文字ではないにしろ、ヒンディー語系統の数字ではないのでしょうか?そう考えた私は他のインド系の数字を調べてみることにしました。

 ヒンディー語の数字とにらめっこを続けるうちに、ついにほぼ一致する文字を見つけました。

 それはなんとテルグ文字でした。

 

 テルグ文字の数字

「テルグ文字」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)からの引用


 「なんとテルグ文字でした」などと得意げに言われても、ぴんとこない人がほとんどだと思いますが、もちろん私もその一人です

 何はともあれ、この画像の末尾の部分は単純に「数字の0から9までを並べている」にすぎないということがわかりました。
 最後の10文字が単なる数字の羅列であるところから考えると、おそらく他の文字もヒンディー語系統の文字を並べただけなのかもしれません。
 どちらにしろ、これ以上の調査にはヒンディー語の表記法に関する知識が必要になりそうです


 そういうわけで、あの画像がヒンディー語であることだけはわかりました。くわしい内容については誰か他の人が解読してください

 2月26日追記 こちらのページに残りの文字について書きました。





文字解読その2


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