かなりてきとーなペット訓練講座





 2017年4月に導入された「ペット訓練システム」についての解説です。


 多くのテイマーに好評をもって迎えられたペット訓練システムですが、ペット多すぎ技の範囲広すぎ説明が不親切というさまざまな障害により、「ペット訓練は難しい」と敬遠されるという事態も発生しているようです。

 そのため、ペット訓練に詳しい方々からのご意見を参考にして中途半端ながら解説用のページを作成することにしました。

 これからペットを育成したいという方が育成システムを理解する一助になれば幸いでございます。





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更新日時  .
更新情報
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22/10/9 スペシャルムーブの項目を追加。
範囲攻撃能力の項目にPoison Breathの攻撃エフェクトの画像を追加。
22/10/8 範囲攻撃能力の項目にExplosive Goo・Aura of Nausea・Poison Breathの攻撃エフェクトの画像を追加。
18/6/8 「訓練ポイントを貯めよう 」を修正
「モンスターごとの訓練ポイント」を修正
18/6/6「モンスターごとの訓練ポイント」の項目を修正
18/2/15「モンスターごとの訓練ポイント」の項目を修正
「技取得条件」の項目を修正
18/2/2ペット訓練のページを開設




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■ ペット訓練をはじめよう
■ ペットの選択
■ ペットをテイムしよう
■ 育成の準備
■ 訓練ポイントを貯めよう
■ とりあえずHP・スタミナ・物理抵抗を上げよう
■ 特殊能力を追加しよう
■ 技取得条件・1
■ スキル・能力取得条件・2(スキル・能力ごと)
 ○ スペシャルムーブ
 ○ 範囲攻撃能力


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■ ペット訓練をはじめよう

〇 気楽に考えよう

 ペット訓練において、もっとも重要なのはやはり「習うよりは慣れろ」ということでしょう。

 ペット育成システムは説明がわかりにくいので誤解されがちですが、どういう育て方をしてもそこそこの強さには育ちますので、あまり難しく考えなくても良かったりします。

 そこまで時間がかかるものでもないので、気楽にやってみましょう。



〇 ペットの育成方針を決めよう

 まずは育成方針を決めることにしましょう。

 「方針」と言う言葉を使うと難しく聞こえますが、要は「どういうペットにしたいのか」というだけです。打撃型なら打撃型、支援型なら支援型と決めておくと後で悩まなくて済みます。



■ ペットの選択

1:好きなペットを選ぼう

 結論から言うと、やっぱり好きなペットを選ぶのが一番です。

 ペット訓練といってもそこそこ時間はかかりますので、最後はやっぱり「やる気」の問題になるのではないかと思います。
 あまり気に入らないペットを選んでしまうと途中でやる気がなくなるということもあるかもしれません。
 どのペットでもそこまで育成に失敗するということは少ないので、それだったら、見た目がかっこいいとか鳴き声が気に入っているとかなんでもいいので自分の好みで選ぶことをおすすめします。

 また、クーシーやヒリュウのように同じ種類でも個体によっては色が違うペットもいますので、そういうペットの場合は能力にこだわらず色だけで育てるペットを決めてしまうというのも良いでしょう。





2:長年飼っていたペットを鍛えてみよう

 苦楽を共にしてきたかわいいペットに愛着がある方も多いと思います。そういう方は新しいペットよりもそのペットを鍛えた方が良いでしょう。

 もし育成に失敗したらというごもっともな懸念をお持ちの方もおられると思います。そういう場合は実験的に同じ種類のペットを別にテイムして鍛えてみると良いでしょう。
 また、テストセンターならより簡単に調べることができます。



3:騎乗可能なペットを育ててみよう

 狩りを行うのであれば騎乗可能は何かと便利なので、1匹は育てておいた方が良いでしょう。ソロの狩りでもパーティを組んでの狩りでも、よほど相性が悪い場所でなければ、それなりに活躍してくれます。



4:スロット上限が高いペットにしよう

 最初に「好きなペットを選ぼう」と書いといてなんですが、あまりにもスロット上限が低いと苦しいので、上限はそこそこはあった方が良いでしょう。

 この上限は非常に重要です。ペットの強さは基本的にスロット上限で決まります。 上限が高いほどより鍛えられる回数が増えますのでより強くなります。

 だいたいの目安として、スロット4以上のペットを選ぶと育成しやすいです。
 スロット3ならノーマルドラゴン並、スロット4ならグレータードラゴンより少々落ちる程度くらいには鍛えられます。

 もちろん、グループパワーがあるペットならスロット3以下でも構いません。



■ ペットをテイムしよう

 こちらは新しくペットをテイムする人向けですので、すでに鍛えるペットを決めた方は、この項目を飛ばしても結構です。

1:初期のスロット数について

 一部のテイム可能生物の中には同じ種類でもスロット数が低い個体がいることもあるので、テイムの際にはスロット数を確認するようにしましょう。初期のスロット数が低いほどより鍛えることができるので強くなります。

 たとえば、イオドーンのNaja saurusだと、通常は初期スロットが3ですが、稀にスロット2の個体が出現することがあります。



2:抵抗値について

 例外はありますが、もし80以上の抵抗値があるペット(ヒリュウなど)であれば、可能な限り抵抗値が高い個体を選んだ方が良いでしょう。

 訓練システムでは抵抗値は80までしか増やすことができないので、あらかじめ高抵抗値の個体を選ぶ必要があります。

 ただ、抵抗値を増やすにはそれほど訓練ポイントを必要としないので、全ての抵抗上限が80以下ならどの個体でも構いません。

 また、最初に「例外はありますが」と書きましたが、この「例外」とは、現在でも1,2を争うほど高い人気を誇るクーシーなどの高抵抗値のペットのことです。

 こちらは逆に抵抗が低い方が育成の余裕があるということで人気があるようです(筆者はクーシーを育てたことがないので詳しくはわかりませんが)。
 あまりにも元の抵抗値が高すぎると訓練時の総抵抗値の上限にひっかかり、物理や炎などの抵抗値を充分に上げることができなくなるようです。

 クーシーの育成については他のプレイヤーに相談しながら進めた方がいいかもしれません。



3:HP・STRが高いペットを選ぼう

 同じ種類でも個体によってステータスに違いがあります。HPやSTR(ペットの攻撃力に影響するステータス)は、高い訓練ポイントを必要とするので、なるべくならこれらのステータスが高い方が良いでしょう。
 ただ、1・2に比べるとそれほど重要でもないと思いますので、超打撃型ペットを育成したいとか攻撃力の限界に挑戦したいとかでない限りは無理に探す必要はないでしょう。



■ 育成の準備

1:スキルを準備しよう

 訓練を行うとどうしてもペットに命令を出すのに必要なスキルが上昇してしまうので、調教は110以上は必要です。調教と動物学の合計が225以上なら命令が失敗する確率はほとんどなくなります。

 ただ、スキルが少々足りなくてもそれほど問題はありません。
 調教・動物学ともにスキル補正込みの数字なので、練成スキルでアクセサリーを作れば、スキルが足りなくてもアクセサリーさえ用意できれば問題なくペットを扱うことができます。



2:ペットの親愛化は忘れずに

 ペット訓練中は何が起きるかはわかりませんので絶対に親愛化は忘れないようにしましょう。

 なお、スキル値が足りない場合はアクセサリーなどで補うことができます(2018年1月現在)。

 ただし、「エサを与える」際には絶対にアクセサリー類を外さないようにしてください。
 もしスキルが足りない状態でエサを与えてしまうと親愛化までの時間がリセットされることがありますので注意してください。



3:レスリングは90以上に

 戦闘中に訓練ポイントを得られるのは攻撃時と被攻撃時の2つです。そのため、あまりにもレスリングスキルが低いと攻撃がなかなか当たらずにポイントが貯まるのが遅くなってしまいます。

 レスリングスキルは高いに越したことはないのですが90以上であれば充分です。あらかじめスキルをそれなりに上げておきましょう。



■ 訓練ポイントを貯めよう

 シェイム(トラメル側)は強さの割には訓練ポイントが高いモンスターが多いのでおすすめです。

 基本的には4Fにいるwind elemental・unbound energy vortex・赤ネームNPC(crazed)などを相手に訓練を行うと良いでしょう。


 もし赤ネームNPCの攻撃に耐えることができないのなら、訓練ポイントはかなり落ちますが、1FのStone elementalや2Fのclay golemが良いでしょう。



<1匹のモンスターから得られる訓練ポイントの上限>

2021/10/6 修正しました。

 1匹のモンスターから得られる訓練ポイントには上限があり、上限に達するとそれ以上訓練ポイントを獲得できなくなります。
 また、ペットのスロット数によっても上限が変化するようで、ペットのスロット数が上昇すると1匹のモンスターから得られる訓練ポイントの上限が減ってしまうようです。

 では、上限がいくつなのかというと、どうも数値が曖昧な上に仕様変更の度に変わるようなので、正確な数値はわかりませんでした。

 ポイントがあがらなくなったと感じたら他の相手を探しに行くという感じでいいと思います。



○ ダンジョンごとの訓練に適したモンスター

 自分で書いておいてなんですが、この項目も内容の正確さについてはあまり自信がありません。訓練度上昇値はペットのスロット数やペット自体の強さなど様々な要因が関わっているようなので正確な数値はわかりません。

 それでも一応の目安くらいにはなるかもしれませんので書いておきます。

 



<Shameに生息する訓練に適したモンスター>

 Shameのモンスターは他のダンジョンに生息する同ランクのモンスターに比べると訓練度上昇値がやや高めに設定されているようです。

 wind elemental・unbound energy vortex・crazed(※1) の3種類は上昇値が高く設定されていますので訓練に最適です。

 とくにunbound energy vortex・crazed(赤ネームNPC)の2種類はMLボス並の上昇率です。  ただし、どちらもHPまでダンジョンボス並なのでテイマー1人ではまず倒すことができません。そのため、訓練度上限に達しても、次のモンスターを出現させることが難しいという欠点にもつながっています。

 wind elementalはほどほどの耐久力(HP2500前後)で、しかも、何匹も出現しますので、上限を気にすることなく訓練することができます。

 もしHP200以下のペットを鍛えるのなら、1FのStone elementalや2Fのclay golemが良いでしょう。

・ crazed(赤ネームNPC)について

 crazedは同じフロアに別の赤ネームNPC(burning)がいますので間違えないように注意してください。こちらは非常に危険です。

 また、赤ネームNPC(crazed)を攻撃していると、たまに飼い主にターゲットが移ることがあります。
 魔道武器またはレスリングスキルなどで回避率を上げれば、より安全に訓練を行うことができます。



<Wrongに生息する訓練に適したモンスター>

 Wrongにはそこそこの訓練ポイント上昇率の緑トロル(Cave Trol)が生息しています。

 緑トロルはWind Elementalに比べると緑トロルは取得ポイントではやや落ちますが、Wind Elementalと違って魔法攻撃がない分、より安全に訓練を行うことができると思います。

 Shameのclazedの攻撃に耐えられないのであれば、緑トロルで訓練を行うのもいいでしょう。


※1 以前はcrazedの訓練ポイントはMLボスと同等(スロット3なら1.30%、スロット4でも0.70%)で上昇率は全モンスター中でもトップクラスだったのですが、2018年6月に調査したところWind Elementalとそれほど変わらない上昇率まで下がっていました。






■ とりあえずHP・スタミナ・物理抵抗を上げよう

 訓練ポイントが100%に到達したらいよいよ能力変更です。ペットの訓練メニューから変更することができます。

 よほど変わった方針でなければ、HP・スタミナ・物理抵抗は優先して上げるべきでしょう。

 HPが400以上なら上記の赤ネームNPC(crazed)での訓練度上げもかなり楽になります。
 また、訓練ポイントの上昇速度を少しでも上げるため、スタミナは150まで上げてしまった方が良いでしょう。物理抵抗も80まで上げてしまった方が訓練が楽になります。
 また、ヒットポイント回復(HPの自然回復速度上昇)を上げるとより訓練が楽にはなりますが、なくてもそこまでは困らないので余裕がなければ後回しでも構いません。

 クーシーならスタミナ150、物理抵抗80まで上げても訓練ポイントに余裕があると思いますが、ジャイアントビートルなどのHPが低いペットの場合は、この時点で訓練ポイントを使い切るはずなので、再び訓練ポイントを上げることになるでしょう。



■ 特殊能力を追加しよう


 いよいよペット訓練システムの中で最も難解な特殊能力の説明です。


 何しろ習得できるはずの技を覚えられなかったり、後で覚えさせようと思っていた技が項目ごと消えていたりと、何がどうなっているのかさっぱりわからないのがこのペット訓練メニューです。

 UO内の説明文を読むと、マジック能力1個・特別能力1個・スペシャルムーブ2個 範囲攻撃1個を習得できる、と解釈できる文章が書かれているのですが、実際はさまざまな制限があり、説明文の通りにはならないのが現状です。

 結論からいえば、どういう法則があるのかはさっぱりわかりません

 あまりにも複雑なのでどうなっているのかさっぱりわからなかったのですが、それでもペット訓練システムでは「ペット訓練メニュー」こそがもっとも説明を必要とする部分なので避けて通るわけにもいきません。
 そこで、ペット訓練に詳しい方々のご意見を伺うことにしました。
 それでも法則そのものはわからなかったのですが、法則「らしい」ものはあるのではないかというご意見でした。

 結構、曖昧な感じではありますが、ある程度は有用ではないかと思いますので、ここで紹介しておきます。



1:基本は「下から上に




 ペット訓練メニューでは上から順に

マジック能力
特別能力
スペシャルムーブ
範囲攻撃


の順番で並んでいます。

 実際はこの4つの項目がそろっているペットの方が少ないのですが、4つの項目がある場合は左図の順番になります。

 習得する順番は一番下の範囲攻撃から習得した方が、比較的習得しやすいです。
 もし範囲攻撃を習得させたいのなら、最初に範囲攻撃を習得させて、その後にスペシャルムーブ→特殊能力→マジック能力と習得させたほうが比較的スムーズに技を習得させることができます。

 あくまでも「比較的」であって、確実に習得できるわけではないということを重ねて記しておきます。





2:必要な能力は最優先でとること

 「ペットを鍛えてはみたいけどややこしいみたいだし、どうすればいいかわからない」と悩めるテイマーの皆様におすすめの方法です。

 何かの能力を選ぶと他の能力が選べなくなるというのなら、最初から必要な能力をとってしまおうという我ながら乱暴な方法ではあります。

 極端な話、定番の能力さえ押さえておけばそれほど育成に失敗することは滅多にありません。

 打撃型ペットを育成するならスペシャルムーブのArmor Ignore(装甲貫通)、範囲攻撃型ならPoison Breath(毒系の範囲攻撃)かExplosive Goo(こちらも範囲攻撃です)、毒や特定の魔法を習得させたいのならそれぞれのマジック能力を…という感じでとっておけば、それなりの能力になるはずです。

 それに、能力によっては期待していたよりも効果を発揮しない(マナを大量に消費したり、スキル自体は優秀でもスキル上昇のスピードが遅すぎて効果を発揮するまで時間がかかるなど)ということも結構あったりしますので、あまり無理はせずに必要な能力を絞ってシンプルな能力構成にするのも一つの方法だと思います。



3:テストセンターで調べる

 それでも、「この複雑な能力取得法則を乗り越えて理想の能力を追求するぞ!」と意気込んでいる方におすすめなのがテストセンターです。

 テストセンターのブリテイン(以前はヘイブンでしたがブリテインに移転しました)にはペットの訓練ポイントを一気に100%まで上げるゲートが設置されています。

 一般シャードではペットの取得可能な能力を確認しようとするだけでも時間がかかりますが、このゲートを使えば、簡単に調査することができます。
 紫のゲート(Pet Training Gate)はペット訓練を完了させる効果があります。

 赤のゲート(Pet Bond Gate)はペットを親愛化させる効果があります。

 青・黄色はエンドレスジャーニー関連のゲートなのでペット訓練とは関係ありません。

※ ゲートの配置については変更されることもありますのでご注意ください。
 このゲートを使えば、NPCから買ってきた犬でも…。
 この通り。ステータス増加も自由自在です。




 なんだかショッピング番組のような調子になってしまいましたが、このようにテストセンターではペット訓練の練習や調査も簡単に行うことができます。

 また、自分のキャラクターをテストセンターにコピーするという方法もあります。今では入手できないペットの能力確認ならこちらの方法になるでしょう。

 キャラクターコピーの方法についてはゲーム中で詳しく説明されています。PDのHELPの項目に「キャラクターコピー」の欄を参照してください。



■ 技取得条件・1

 ここでは筆者が知っている限りの範囲で技やスキルの取得条件を解説します。

 取得条件についてはまだまだ調査が終わっていないので、あまり詳しくは解説することはできませんが、一応、知っている限りの情報を書いておきます。



1:グループ

 テイム可能生物は基本的にはいずれかのグループ(魔法グループ・ ネクロマンシーグループ・ ティルドグループ・昆虫グループなど)に分類されています。

 基本的にはそのグループごとに習得するスキルや能力が決定されます。

 また、ほとんどのテイム可能生物は複数のグループに所属しています。中にはTsuki Wolfのように 3グループ(魔法・ネクロマンシー・テイルド)に属するものいます。複数のグループに属するペットはそれらのグループに属する技を基本的には習得できます。

 …やたらと「基本的には」という単語が多い文章だとは思うのですが、習得できるはずの技が習得できなかったり、ゲーム内の説明が不充分だったり、不充分どころかひどいときには明らかに説明が欠けていたりすることすらあるので、こんな文章になってしまいました。

2:ダメージ属性

 一部の能力には、ペットのダメージ属性が取得条件であるということもあります。

 たとえば、ダメージ属性に毒25%を含むSarpentine Dragon(通称:中華竜)は、毒スキル取得が条件の技(Aura of Nausea・Poison Breathなど)を、毒スキルを習得せずに習得することができます。



3:スキル値

 受け流し(parrying)スキルのように習得条件がそのペットのスキル値によることもあります。



4:生息地域

 武士道・忍術については取得条件が生息地域によって決定されます。さすがに生息地域が取得条件のスキル・能力はそれほど多くはありません。



■ スキル・能力取得条件・2(スキル・能力ごと)



○ スキル


能力
取得条件
備考
受け流し(parrying) 格闘100以上  ペットの格闘スキルが100に到達すると自動的に習得します。そのため、事実上、全てのペットが習得可能です。

 習得条件は格闘スキルが100なので、格闘スキル99.9以下のペット(もちろん、ほとんどのペットの格闘スキルは99.9以下です)でもスキルを100以上まで上げれば、自動的に受け流しスキルを習得します。
 「ペットの格闘スキルを上げてたら、いつの間にか覚えてた」ということもあるほどです。





○ マジック能力


能力
取得条件
備考
毒(Poisoning)
-
 ほとんどのペットは習得可能です。
 また、範囲攻撃や特別能力の中には、取得条件が「毒スキル習得済」というものがいくつかあります。
霊媒(necromancy) ネクロマンシーグループ  ネクロマンシーグループに属するペットは霊媒(necromancy)スキルを習得できます。
武士道 魔法グループ

その生物が出現した場所が徳之島であること
 条件は次の2つです。

1:徳之島で生成された生物であること。
2:魔法グループに属している。

 この2つの条件を両方とも満たしているペットは武士道と忍術を習得できます。

 1番目の条件は「徳之島で生成された生物であること」なので、徳之島以外の場所でテイムした生物をリリースした後にリテイムしたり、召喚型のペットを徳之島で出現させたりしてもスキルを習得させることはできません。

18/2/15 かなこさんからの指摘で修正しました。
忍術 魔法グループ

その生物が出現した場所が徳之島であること
 こちらも武士道と同様です。





○ 特別能力の習得について

 ペット訓練において解説がかなり難しい部類に属するのがこの項目です。

 条件を満たしていても特別能力を習得できたりできなかったりすることがある上に、他の能力(マジック能力・SPM・範囲攻撃能力)を取得すると特別能力を覚えなくなったりすることもあります。

 どういう条件になっているのかはさっぱりわからないので、もし特定の特別能力を習得したいなら、あらかじめテストセンターで確かめておくことをお勧めします。

 (幸運にも)特別能力を習得できた場合について解説します。

 特別能力は1つだけ習得することができます。

 特別能力を最初から所持しているモンスターはこれ以上習得できません。

 特にほとんどのドラゴン系・ドレイク系モンスターはDragon Breathを習得しているので、それ以上特別能力を覚えることはほとんどありません。


○ 特別能力の習得条件(調査中)

 もともと「解説用」のページなのにまるで解説ができていないのがこのページなのですが、特に特別能力については能力取得の条件が複雑で、未解明の部分が多く残ってます。


 そのため、現時点で筆者が調べた範囲内での情報を記すことにしました。

 このページでは6つの特別能力の取得条件を記しましたがこれは全体の4分の1程度に過ぎないので、その他にも多くの特別能力が存在しています。



能力
取得条件
備考
Grasping Claw Clawed グループ?  ヒリュウ・レッサーヒリュウなどが使うことで知られる物理抵抗低下攻撃です。

 ほとんどのペットが習得可能です。ただし、技名にClawと入っている通り爪による攻撃なので、この技を取得する生物は爪を持っていそうな外見の生物ばかりだったりします。
 
Tail swipe テイルドグループ  相手の能力を低下させる尻尾攻撃…といっても減少量が少なすぎて対モンスター戦ではあまり効果はありません。
 一応、命中時に「*混乱中*」というメッセージが出るのが特徴ではあります。

 取得するとしたら他に覚えられる技がないとか、ロールプレイ的な理由で習得させるとかでしょうか。

 尻尾攻撃なので当然ながら尻尾がないペットは習得できません。
Rune Corruption 昆虫グループ  相手の全抵抗値を短時間の間半減させるという非常に強力な効果があります。徳之島に生息する巨大昆虫Rune Beetleの象徴ともいえる技です。

 かつては全抵抗を0にするというとんでもない性能で、その上、Rune Beetle自体が高い攻撃力を持っていたこともあって、文字通りの"必殺"技でした。
 ベテランのプレイヤーの中には、Rune beetleを狩りにいったつもりが、不意をついて出現したRune beetleによって返り討ちにあった経験がある人はかなり多いと思います(もちろん著者もその一人です)。

 さすがに現在ではそこまでは抵抗を減らせませんが、それでも性能はかなり高いので昆虫グループのペットなら、たいていの場合は選択肢に入るのではないかと思います。
Stickey Skin スティッキースキングループ ※ 2018年2月現在、この技が機能していない可能性があります。

 ターゲットの攻撃速度を低下させるという効果…だそうですが、技が機能しているかどうかは確認できませんでした(2018年2月)。

 この技を習得できるテイム可能生物は次の4種類です。

Corrosive Slime
Slime
Giant Toad
Najasaurus

 条件自体はスティッキースキングループに属することだと思います。ペット訓練メニューの分類には名前が載っているToxic Slithはテイム自体ができません。
 逆に名前が載ってない Najasaurusはこの技を習得できます。たぶん、Najasaurusもスティッキースキングループに属しているのではないかと思います。
Life Leech ネクロマンシー  攻撃ヒット時に相手のHPを吸収する効果があります。

 数少ない回復技なので貴重ではあります。

 野生のモンスターだとイオドーンに生息するSaurosaurusが習得しています。
Venomous Bite 毒スキル所持  ターゲットの周囲のモンスター全てを毒状態にするという効果です。

 範囲攻撃に似たような効果のPoison Breathがあり、そちらの方が習得条件が緩いということもあって、あまり使う人が多くはない技ですが、一応、専用の攻撃エフェクトがあります。

 攻撃エフェクトは「赤い粒がモンスターの周囲に発生する」というもので、Harmの魔法の旧バージョンと同様です。
Vicious Bite 毒スキル所持  「恐ろしいひと咬み!  生物の凶悪なひと噛み!」というメッセージとともにダメージが発生し、その後、長時間(20秒ごと1回ずつ、合計9~10回)に渡ってダメージが入り続けます。

 青い竜巻が発生するという攻撃エフェクトもあります。効果音は武士道のLTと同じです。






○ スペシャルムーブ

 スペシャルムーブについては基本的にPCと同様なので説明の必要のない技がほとんどですが、スペシャルムーブの中でも特徴的なArmor Ignore・Frenzied Whirlwind とペット専用の技について紹介します。



能力
解説
Armor Ignore  Armor Ignoreは打撃型ペットの定番の技で、相手の防御力を無視してダメージを与える技です(ただし、アーマーイグノアを使った攻撃は通常のダメージより若干低くなります)。

 この技は戦士の間で広く使われており、もちろんペットに習得させても非常に強力です。

 また、ペットが騎士道のEnemy of Oneを使っている状態だとさらにダメージが加算されるので…




 このようにペットの攻撃とは思えないような高ダメージを与えることも可能です。

 左の画像ではペット(Stygian Drake)がEnemy of Oneの効果時間中にArmor Ignoreを使ってくれたので241ダメージも与えることができました。
 もちろんEnemy of OneとArmor Ignoreの2つがそろわないとここまでのダメージにはならないのですが、それでもEnemy of One自体は効果時間が非常に長いので、効果時間中にArmor Ignoreが発生することもそれほど珍しくはなかったりします。
Frenzied Whirlwind  こちらもArmor Ignoreと同様に打撃型ペットの定番の技で、金属的な効果音とともにペットの周囲にいるモンスターに複数回ずつダメージを与えます。

 複数のモンスターに囲まれている状況で使うと、ダメージ表示だらけになります。

 ただし、Armor Ignoreと違って相手の抵抗値が高いと当然ながらダメージ量が減少します。
 抵抗値が高い相手にFrenzied Whirlwindを使用するとこの通りで、ダメージ量は大きく減ってしまいました。

 Armor IgnoreとFrenzied Whirlwindのどちらかを習得させるなら、片一方に絞った方がよさそうです。
Cold Wind  モンスター専用の技で冷気属性の範囲攻撃です。範囲は広いのですがダメージ量が少ないので習得させる人はあまり多くはないようです。

 せめて攻撃のエフェクトが派手だったら使う人も増えたかもしれませんが、2017年の時点では効果音はあるもののエフェクトはあまりよくわかりませんでした。




○ 範囲攻撃能力



 範囲攻撃能力に属する技は合計6つですが、そのうちの3つ(Aura of Nausea・Essence of Disease・Poison Breath)は基本的には毒スキル所持が条件です。
 ただし、ペットのダメージ属性に毒属性がわずかでも含まれている場合は毒スキルがなくても習得することが可能です。

 残りの3つ(Aura of Energy・Essense of Earth・Explosive Goo)は(たぶん)魔法グループが条件だとは思います。
 ただ、3つとも性能が良いというわけでもないので、習得する人もそれほど多くはないでしょう。

能力
取得条件
備考
Aura of Energy
-
 エネルギーの範囲攻撃で射程は3マスくらいと割と広いのですが、たまに範囲内なのにダメージを与えることができないこともあるようです。

 性能は武器のエリアダメージに似ていますが、2D・SAともにエフェクトはありません。
Essence of Earth
-
 こちらはダメージ属性が物理の範囲攻撃です。範囲が狭いこと(ターゲットの周辺1マス以内)とダメージ量が低いのが欠点です。

 残念ながら、物理攻撃が弱点であるモンスターは非常に少ないので、この技の出番はなかなかありません。
Explosive Goo
-
 とにかく範囲の広さと技の派手さとその不安定さが特徴の範囲攻撃です。

 特にその範囲は途方もなく広く、最大でターゲットから約10~15マス(もっと広いかも)という途方もなく広範囲に攻撃することがあります。  

 ただし、範囲が広いといっても、「連鎖的に爆発する」というタイプなので、モンスター同士の間隔があまりにも開いていると爆破することができずに、それ以上続くことなく爆発は収束してしまいます。

 また、威力も同じ範囲攻撃のPoison Breathに劣っているので、Explosive Gooを選ぶ人はそれほど多くはないようです。

 それでも派手なエフェクトと範囲の広さは魅力的なので、習得させてみるのも面白いかもしれません。

 もしこの技の性能を体験したければ、アンダーワールド入口近くにいるアシッドスラッグがおすすめです。その場にいる全てのモンスターが次々と爆発していく光景は必見です。

〇 Explosive Gooの攻撃エフェクト

 まずは火柱が発生して…
 その後、周囲にいるモンスターが次々と爆発します。

 ただし、爆破範囲が広すぎる上にどこまで爆破できるかはテイマー自身にもわからないほど扱いづらいので、EMイベントなどのPCの多い場所やフェルッカでの使用の際にはご注意ください。

Aura of Nausea 毒スキル所持
ペットのダメージ属性に毒が含まれている
 Brighted Groveのボスであるlady melisandeの代名詞とも言うべき技で、広範囲のモンスターに対して命中・回避・攻撃速度・呪文詠唱速度を一気に低下させる大技です。
 サポート用の技としては文句のない性能です。

 ただし、マナ消費は非常に多いので、もしこの技を習得させるなら完全にサポート用のペットとして育成することをお勧めします。
 敵の大群に囲まれたとしてもこの通り。
 かなり離れた場所にいる相手にも効果があります。
 ペットがモンスターに埋もれてしまって見えないので楕円で囲みました。

 楕円からかなり離れた場所にいる相手にも緑色のエフェクトが発生しています。
 少なくとも8マスまでは攻撃が届きます。攻撃範囲はたぶん10マスくらいではないかと思います。
Essence of Disease 毒スキル所持
ペットのダメージ属性に毒が含まれている
 範囲は4~5マスで、4~5秒ごとにモンスターに毒属性ダメージを与える効果があります。

 ただし、Poison Breathに比べると、範囲は若干広いもののあまりにも威力が低いため、こちらを採用する人はほとんどいません。
Poison Breath 毒スキル所持
ペットのダメージ属性に毒が含まれている
 6種類の「範囲攻撃能力」の中ではまだ実用的な範囲攻撃です。
 範囲もかなり広く、ダメージも高いので、敵の数が多いチャンピオンエリアなどで効果を発揮するでしょう。

 毒のレベルは攻撃対象の近くだと高くなり、対象から離れると下がっていきます。
 このように攻撃対象から7,8マス離れていても効果があります。
 ペットがモンスターに埋もれてしまって見えないので楕円で囲みました。

 


 ただし、「範囲攻撃能力」ではないですがスペシャルムーブのFrenzied Whirlwindと比べると威力で劣っていて、また、毒が効かない相手にはどうしようもないので、その点はご注意ください。







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